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2019/10/08
夏インターンシップ 〜「多数決禁止」がもたらした学びとは・・・?

当社では2019年8月21日(水)〜8月28日(水)にかけて夏のインターンシッププログラムを実施しました。
今回のミッションは、当社が運営するイベント「マテックスフェアー」のブースであるキッズコーナーの企画と運営についてです。「ひかってキレイ!ステンドグラス風WINDOWチャームを作ろう!」という工作体験コーナーと「リング☆シューティング」という輪投げゲームを開発してくれましたが、産み出すまでの6日間に亘る経験を通じて、沢山の気づきがあったようです。今回、ご参加頂いた8名の中から代表して2名の方に「インターンシップを通して学んだこと」をテーマにインタビューをしてみました。

インタビューに答えてくれたインターンシップ参加メンバー
明治大学 M.Yさん(以下M.Y)
東京成徳大学 M.Kさん(以下M.K)

Q.インターンに参加して最も学んだことはどんなことですか?
M.Y)固定観念にとらわれないことです。企画会議の中で、輪投げを投げる位置に窓枠を模したフレームを設置し、それを通すように輪を投げるゲームにしようと考えたのですが、その制作方法(材質やどのように自立させるか等)に一番頭を悩ませました。試行錯誤を繰り返す中で、安全を配慮すると、「もしかして、いらないのでは?」という疑問が大きくなり、「窓枠ありき」だった発想の転換をし、代案もチームで出すことができました。変える勇気を持つ大切さを学べたと感じました。
M.K)チームで仕事をすることの大切さです。私はチームで何かをすることが得意ではなく、困ったことがあっても抱え込むことが多かった様に思います。しかし、今回のインターンシップでは一人で解決できなかった課題をチームのみんなの力を借りることで解決することができました。その時に感じたのは、みんなでやりとげることによる達成感でした。

Q.インターンに参加して大変だったことは?
M.Y)企画の決定時に社員の方から言われた「意思決定の方法において多数決はなし」というルールに当初戸惑いを覚えました。普段だったら多数決でいけたのに・・・という場面が何度もありました。自分の意見を曲げずに”我”を通し過ぎてもいけないし、曲げすぎて自分の意見を伝えられなくなるのもいけない、と思うとなかなか決定に導く事ができませんでした。今回のインターンシップでは仲間たちもきちんと自分の意見を言ってくれたので、大変ではありましたが、お互いにきちんと意見をぶつけ合うことができ、非常によかったと感じています。キッズコーナーに訪れる子供たちの安全性などについて話しはじめると意見に詰まることも多かったのですが、昼休みにご飯を食べながら会話をする中でよい意見が出て来たり、時間をかけながら整理されていくことがある、という経験もできました。多数決なし、というのは大変でしたが、そのおかげで学べたことがたくさんあったと思います。
M.K)私たちのチームも皆で話し合って決める事が大変でした。よく意見が割れました。企画会議の中でも「ステンドグラスキーホルダーづくりが良い」という意見と「着せ替えハウスが良い」という2つの意見に割れてしまい、結局、会議の時間内に決定する事ができませんでした。結果として双方の意見を少しずつ反映した別の案で「オリジナル下敷きづくり」を提案したのですが、それも試作段階で実用性に課題があり考え直す結果に・・・。多数決なしというルールだったので、それぞれの案について意見を言いながら進めましたが、1日宿題として再度本質を見失っていないかを考えたり、インターネットの情報などもあらためて参考にしながら、違う角度で考えてみたところ、スケジュールは遅延しましたが最終的に皆が納得する結論にたどりつくことができました。

Q. インターンに参加して一番印象に残っている出来事は?
M.Y)輪投げコーナーの背景を作る際に、当初想定していたよりもスペースがあるという事がわかりました。その事をインターンチームメンバーと社員の方それぞれ相談したところ、チームメンバーからは「装飾はもう必要ない」という意見が出たのに対し、社員さんからは「全体的に賑やかになるように」という意見を言われ、ちょっとした板挟みに頭を悩ませました。私自身ももう少し装飾を賑やかにした方がよいのではないかと思っていたので、チームメンバーに言いづらい気持ちがありつつも「もう少しがんばろう!」という声掛けをしたところ、みんな理解を示してくれたのがとてもうれしかったです。
M.K)工作のやり方を書いた説明書づくりを何度もやり直して、一番いい形に仕上げられた事です。社員の方から指摘を受けた時、自分だけではどうしてよいかわからなかったことをチームメンバーにも相談して修正し、納期ギリギリになってしまいましたが自分たちも納得できる説明書を作ることができました。今だから正直に言いますと、何度も駄目出しを受けた時は、「これでも十分わかるでしょ」と思ってしまったところもあったのですが、最終的に出来上がった物をみるとやはり修正して良かったなと思いました。

以上、インタビューに協力いただいたインターンシップ参加メンバーの方々、本当にありがとうございました。