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2018/07/12
私の仕事の流儀 市毛さんの考える「正直さ」とは

私が仕事をするうえで大切にしているのは「正直な気持ちを伝える」ことです。
ルートの営業をしている私には、お客様とのコミュニケーションの中で、時にはプライベートや趣味の話もするような関係性になっていくことも多くあります。そんな営業活動をする上で、お互いに腹の底を探り合うような駆け引きはしたくない、と常々思っています。また、こんなこと言っても良いのか、と迷う場面も多いのですが、そんな時、「正直」をモットーに自分の気持ちをきちんと伝えることを心がけています。

気持ちが伝わった時のうれしさ
数年前、あるお客様の担当を先輩から引き継ぎました。
挨拶に伺うと、最初そのお客様は私たちに対して余り良い印象を持っていないのかな、と感じました。年齢も私とは倍も違うお客様です。「気は引けるものの、何とか商売を広げて行きたい」という一心で訪問していた、というのが当初の私の心境でした。
ある時、そのお客様と情報の行き違いから商品の手配ミスを起こしてしまいました。原因はお互いの確認不足であったと思うのですが、お客様は「責任をとってほしい」と一方的に私に非がある旨の話をされました。
「もしかしたら、取引がなくなってしまうかもしれない。」そう思いながらも、私は正直な気持ちを伝える事にしました。
「仮に御社との取引がなくなってしまうという事は当社に取り大きな損失です。しかしながら、今回の件については、全てが私の責任ではないと思う部分もあるのが正直な気持ちです。宜しければ、今までの経緯を再度検証し、一緒に解決策を探ってゆく事はできないでしょうか。」
とても勇気が必要なことでしたが、年が倍ほど離れた相手に自分の思いを正直に伝えたことに対して、結果としてはお客様からお褒めの言葉がいただけたのです。
振り返ってみると、上長の判断をきちんと仰ぐべきだったかと、後悔の念もありましたが、その後は、年の差をこえて色々な趣味の話などもするような関係を持たせて頂き、結果として仕事としての取引量を伸ばしていただくことにも繋がりました。人として認めていただけて信頼関係を築いていけたことは、非常にうれしく、やりがいにもなっています。

そんな市毛さんの今後の目標
正直な気持ちを伝えることも大事ですが、「商品知識」も更に持っていないといけないと感じた瞬間が最近ありました。それはある工事現場で、私が初めて取り扱う「内装建材」の打ち合わせでした。初めて聞く単語が多く、まるで英語圏にきてしまったような気持ちでした。打合せの内容が所々理解できず、このままではいけない、と強く思った瞬間でした。飽きっぽい私が仕事に対して飽きが来ないのが、こういった新しい気づきが常についてくるからなのでは、とも最近は感じています。
今後は内装建材とエクステリア、さらには工事案件の進め方の知識を身につけて、お客様のニーズにこたえられる幅を増やしていきたいと思います。特に工事案件については、段取りの上手な先輩がすぐ近くにいるので、仕事の進め方のコツを絶対に盗もうと思っています。