▲左が弊社代表・松本浩志、右が下田直人さん
今回は、当社が日頃お世話になっている社会保険労務士で、“人を幸せにする経営”を追求されている下田直人先生と、いま社会的に大きな関心事となっている“働き方改革”や“ワークライフ・バランス”について考えていきたいと思います。その上で、当社がこれから進めていこうと考えている“ポジティブワーク”について取り上げさせていただき、ご意見をいただければと思っております。
ではまず、“働き方改革”とは何かということから教えていただきたいと思います。連日のようにメディアで取り上げられ、国も力を入れて推進していますね。
長時間労働による弊害などが問題視され、一気に改革していこうという気運や施策が“働き方改革”という言葉に集約されていますね。国が旗を振っている背景には、人口減少社会に突入して、労働生産性をもっと上げていかなければ国が立ち行かなくなるという問題意識があると思います。先進国の中で日本の生産性は一番低いといわれていますから。
そのために、例えば出産した女性が離職しなくても済むように、仕事を持ちながら育児もできる柔軟な働き方を認めるとか、非正規の従業員も正規社員と同様の能力を身につけられるよう教育の機会を提供し、実力の底上げを図るといった施策が求められていると思います。