企業文化を創る。

弊社代表・松本浩志

現在、マテックスは、コアバリュー経営という考えに力を入れています。そして、コアバリュー経営を実現するための行動、マテックスバリューアクションを起こすために、「HoooP」または「ホメて」という社内SNSを活用しているのですが、このツールの導入に至っても垣内さんの助言をいただきました。

また、そのような行動を通じて、企業文化を創ることを目標にしています。
ミライロさんでも、企業文化創り、コアバリュー経営などに注力されていると思うのですが、垣内さんが現時点で感じている企業文化の到達度、あるいは、ここは評価できるというものがあれば教えていただきたいのですが。

垣内
「50人の壁」というのがベンチャー企業にあると言われています。社員が50人を超えると組織文化が一旦崩壊するというものです。 昨年の今頃、私は入院をすることになりました。私が入院した11月4日の時点では、社員数は25人でした。しかし、7ヶ月後に退院すると、53人に増えていました。2倍になったのです。

これができたのは、一定の企業文化が醸成されていたからだと思います。
50人を超えて、確かに若干のゆらぎはあるのですが、会社として今、すごく良いスピード感で動けています。

そこで、何が大切だったのを考えてみました。
それは、社員が大切にすべき事柄を、8つにまとめて、みんなが目にする時間を増やすように、HoooPを使って発信したというものだったと思われます。
トップが言うから伝わるというものではなく、日頃の会話の中でそれが出てくるような日常的なものにしていかなければいけないと考え、HoooPを使ったのです。

これは、マテックスさんが言われている「誰が言うかじゃなく、何を言うか」ということになりますね。
さらに踏み込むと「言いたいことを言うのではなく、言わなければならないことを言う」というのも弊社ではかなり意識をしています。
例えば、怒るのと叱るのはまったく別ものです。マネージャーが指導する際に、怒っているのか?叱っているのか?を十分に見極めて、その指導方法は正しいのか?というのをかなり厳しく見ています。

また、何かを発言する際には、しっかりと考えてから物を言うということを大切にしています。
さらに、先ほども出ましたが「言いたいことを言うのではなく、言わなければならないことを言う」というのも重要です。
そのようなことがミライロ全体を見ると、かなり浸透しているのではないかと思います。
松本
すばらしいですね。
入院を長期でされていた間に社員さんが50人以上に増えたということですが、心情的にはいかがでしたか?
垣内
私自身が面接もしていないので、やっぱり不安でしたね。
社員に「こちらに任せて治療に専念して欲しい」と言ってもらえたので、一切かかわりませんでした。
入院中は、新聞や雑誌のコラムを書いていたぐらいで、気づけば本当に優秀なスタッフが増えていたので非常にありがたかったです。
また、もともとは平均年齢が25、6の会社だったのですが、今は50代や40代の社員もかなり多くなりました。そういったところを見ると本当に多様な会社になったと思います。
松本
なるほど。
社長が長期入院されて不在の時でも、コアバリューがしっかりとあり、それが本当に実現化、体現化されている。それだからこそ、そういうような困難をみなさんで乗り切ることができたのだと思います。
すばらしい事例だと思いますね。
垣内
会社に戻って、感動しました。
垣内
私がいなかった7ヶ月連続増収増益でした。その後、戻った時に少し下がったので、帰らない方がよかったなかと。(笑)
私がいないからこそ、「今、がんばらなければいけない」と現場の意識として思ってくれたみたいで心強かったです。
松本
なるほど。本当にすばらしいですね。そうやって全員が主体的に、自主的に会社を創って行く動きは。

人生の長さは、
自分で決めることはできないが、
人生の幅は自分で決められる。

松本
これは、垣内さんの名言中の名言で、私も大好きなものです。
「人生の長さは自分で決められることはできないけれども、幅は自分で決められる」と。
改めてこの言葉をかみしめながら、最後に垣内代表からエールを送っていただきたいのですが、よろしいでしょうか?
垣内
はい。
今日は皆様、貴重なお時間をいただいてありがとうございました。
私が初めて松本さんとお会いした2010年、本当にまだ右も左も分からない状況でしたが、7年経って、この場に足を運んでいただいた皆様と時間を共有させていただいていることをとてもうれしく、感動を噛みしめています。

また、今日をご縁に、ぜひ、皆様と色々な形で幅を広げて行けたら良いなと思います。
せっかく出会えたからこそ、せっかく同じ時間を共有できたからこそ、公私に渡って皆様と関わりを広げていくことができたら…… そんなふうに思っています。

皆様はそれぞれが違った時間を持っています。
その時間をできるかぎり、太く使っていただけたらと思います。
家族であったり友人であったり、誰かの為に、そんな生きる意味を皆様ひとりひとりが持ち合わせていることと思います。
その生きる意味を日々かみしめて、皆様には進んで行っていただけたらなと、また、一緒に進んで行けたらと、そんなふうに思います。

今日は本当にありがとうございました。
松本
どうもありがとうございました。

垣内俊哉さん

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